パルシステムが「学校給食に関する調査2013」を、小学生の子供を持つ30から49歳の母親1000人を対象に行った。
都内の小学校で、給食を食べるまで昼休みを与えないという指導を行った教師のもとに、児童の両親が「不登校になったらどうする」とクレームが入ったケースも報告されている中、同調査は非常に興味深い結果となっている。
好き嫌いで給食を残す生徒に対してどのように指導するかについて、「少しずつでも食べられるように促す」が52.8%、「嫌いなものは無理に食べさせない」が14.6%、「残さず食べるように促す」は 21.1%、「ペナルティを課す(黒板掃除や宿題が増えるなど)」は 0.2%。
また母親たちが小学生だった頃はどのように指導されたかを調べたところ、「残さず食べるように促す」が72.7%、 「少しずつでも食べられるように促す」は 11.1%、「嫌いなものは無理に食べさせない」は 4.4%、「ペナルティを課す(黒板掃除や宿題が増えるなど)」は 6.3%だった。
「すべて食べるまで昼休みをとらせない」は、同調査の「残さず食べるように促す」に該当するもの。そういった指導は、母親たちの時代からは3分の1以下まで減少している。
昼休み中ひとりぼっちで涙目になり、キライな給食メニューを食べた時代は、すでに時代遅れなものになっている。
文/編集部