「警官が職務質問する時に、ハゲかハゲてないかをポイントで見てる人もいます。経験則としてハゲちらかして、ハゲを髪型として放置しているような人は、こう言っては恐縮ですが…ヤバい人が多いんですよね。実際性犯罪者を捕まえてもこ汚いハゲが多い」(警察関係者)
というショッキングな話を、筆者が事件取材をしている時に聞いた。筆者は正直ハゲている。前頭部、頭頂部もそれなりにキテいるため、この警察関係者はジッと筆者の方を見ながら「まあそれぐらいなら職務質問ギリギリでされないかも知れませんね(笑)」と、くやしい〜!
「ハゲは大きなコンプレックスの一つではあることは間違いありません。自分がハゲているということを負い目に他人とのコミュニケーションを閉ざしてしまう人もいますからね。性犯罪をハゲがおかすというわけではなく、ハゲがこの社会でネガティブに捉えてられていることが、最大の問題だと思うんですが」(心理カウンセラー)
記者も実際ハゲを見せるのがいやなので、いつも帽子をかぶっている。性犯罪をしようとは思わないが、たしかにハゲは社会的に差別されているように感じてしまうし、女性に小馬鹿にされているように思ってしまう瞬間もある。ただ、ハゲていても悪いことばかりじゃ、なさそうだ。
薄毛治療専門医院・銀座HSクリニックが、20〜60代の男性400名に「薄毛と恋愛に関する意識調査」を実施した結果を発表。その調査により、ハゲは恋愛に対して積極的で、彼女を持っている割合が高いことが判明したという。実際に男性ホルモンが強いほどハゲると言われ、ハゲていると男性性が強いと言われてきた。ソフトバンクの孫正義氏などがそのいい例だろう。先ほどの警察関係者も
「そうなんですよ、逆に小ぎれいなハゲの人っていうのは、妙に自信満々だったりして、へたに職質するとこちらが泡を食うこともあります。いや、むしろハゲているのにハゲを感じさせないオーラすら持っている人も多いですね。だからハゲていても格好などをちゃんとしてさえいれば、普通の人よりも、しっかりして見えるかもしれません」(前出・警察関係者)
それにしても、このどちらにも当てはまらないハゲの方が多いのでは。別に筆者などはモテもしないし、性犯罪もしないしねえ。
(文/用賀三郎)