巨大カボチャは食べられる! 庭で育てれば食費の節約も可能

飾るだけではMOTTAINAI?
23日、秋田県由利本荘市の道の駅「おおうち」で、巨大カボチャの展示会が開かれた。展示された60個のメガカボチャのうち、一番重いものは約99キロ。昨年のトップ(36.8キロ)の2.7倍と、今年はかなりのジャンボサイズだったようだ。

この手の品評会は日本各地で開催されるが、そのたびに「このカボチャ、食べられるのだろうか」と思う方も多いのではないだろうか? ニュースなどでは、観賞用なので人は食べない、と説明されることが多いが……

「こういう大きさを競うコンテストに出されるカボチャは、「アトランティックジャイアント」という観賞用の品種。はっきりいって美味しくありません。家畜の飼料にはするらしいですけどね」(農業関係者)

やっぱりダメなのか、と思いきや、そうでもないらしい。

「家畜が食べられるぐらいだから、人間が食べても別に問題はありません。ただ、普通のカボチャに比べると水分が多く、味気もない。とはいえ、味がないなら調味料でつければいいわけで、アメリカなんかではパンプキンパイなどに使われていますよ。日本で売られているカボチャは甘くて美味しいので、わざわざこれを食べる人がいない、というだけでしょうね」(トラベルライター)

工夫すれば食べられるということか。ちなみに、この巨大カボチャの展示は数日間続く予定で、その後は「ほしい人には提供する」とのこと。100キロ近くあれば、相当の間、食うには困らないかもしれない。欲しい人は連絡してみてはいかがだろうか。また、このアトランティックジャイアントは、家庭で栽培することもできる。デカく育てるにはそれなりの技術が必要だが、うまくいけば一冬食べる分くらいのカボチャを庭で育むことができるかもしれない。

※写真はWikipediaより

(文/林田卓夫)

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