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高田馬場ラーメン最強店の新メニューはシチュー? 家系・千代作がすごすぎる

ストーンズプレート(800円)。マスターがロック好きなことからこの名前に?
全国に950軒もあるというのが横浜・吉村家を発祥とするスタイルの通称「家系ラーメン」だ。金色のとんこつしょうゆスープに、鶏油をうかせ、海苔とほうれん草が乗っているのが定番だ。どんな不人気店でもそこそこ美味しいとさえ言われてるほど、元々の完成度が高いラーメンなのだが、逆に言うと特徴を出しにくい。吉村家が作り出した基本フォーマットが完璧すぎて、なかなかそこからオリジナルな味を出しにくいのが弱点とも言えるのだ。

だが東京のラーメン激戦区、高田馬場にはそんな家系の弱点を克服した名店がある。馬場に店をかまえて10数年、地元の超人気店「千代作」だ。東京での家系ラーメンのはしりと言われている同店は、家系とは思えないクリエイティブなスタンスを持っている。

家系ラーメンを独自に二郎化させた「千代二郎」、富山ブラックラーメンをインスパイアしているものの、本家とは別系なこってり美味い黒いスープが美味い「戸山ブラックラーメン」(近くに戸山という地名がある)、また甘酸っぱい最近流行のつけ麺とは180度異なった、ニンニクのがっつりきいた「つけ麺DX」などが人気を博している。

つけ麺DX(850円)は、甘酸っぱいつけ麺にうんざりな人におすすめのガツンとした味。

そんな千代作が出した新メニューが話題になっている。豚のタンをトロトロになるまで煮込んだタンシチュー定食「ストーンズプレート(800円)」を出しはじめたのだ。ふつうの店ではタンを煮込んでもここまで柔らかくするのは難しいのだが、チャーシューにも応用した技術を使うことによって、「ふんわり」とすら形容できる奇跡の料理となっている。

付け合せはたっぷりの野菜にマヨネーズをかけたものを、丸くもったライスとあわせた、おしゃれなカフェ飯のようなワンプレートになっている。ロックのかかる年季の入った同店だけに、このメニューは明らかに異彩を放っているのだが、またもう一回食べたくなるような絶妙な美味さ。ちなみに食べ終わった後にマスターの「味はふつうだったでしょ?」というのも合わせて、味わい深い一皿だ。

(文/元部幸三)

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