男はいつも悩んでいる
「女子は彼氏とご飯を食べる時、一体どんなところに連れていって欲しいと思っているんだろう?」 これは男子の永遠のテーマ。でも裏を返せば、男には「そんなところにはとてもじゃないが彼女を連れていけないが、本当は行きたい店」というものがあるということ。
今アナタに気になる男子がいるとして、そんな店を知ることができたなら……彼はアナタに心の安らぎを感じるようになり、恋に発展するかもしれない。ということで男子諸君に、彼女がOKなら連れていきたいと思っている店について尋ねてみた。
怠惰系男子は予想通り
「吉野家。どこにでもあるし、速攻食べ終わるし、何より安い」(20代・土木系)
「かっぱ寿司とかスシローとか? 回転寿司は座った瞬間から食えるし、お互い好きなの選べるのがいいよね」(30代・地方公務員)
「行きたい店」なのに積極性が全く感じられない回答で、質問の趣旨を理解していないような気もするけど……「吉野家でもいいよー」という彼女のその一言が、彼の悩める心を軽くすることがあるということは気に留めておいた方がいいかもしれない。
ちなみに、この店のチョイスは単にやる気が無いからではなくて「早く家に帰って2人でまったりしたい」(前出の地方公務員)という理由からだそうだ。少しは見直した?
ガッツリ系男子も想像通り
「すたみな太郎。焼肉、寿司、デザート、とにかく欲張って食べられる系に行きたい。腹いっぱい食える、それ以外に理由なんかいらないでしょ」(20代・大学院生)
「やっぱり食べ放題だよね。料金が決まっているのも安心だし。最近は焼肉だけじゃなくて、イタリアンとかもあるから」(30代・自営業)
男子がデートでの食事で感じる一番の不満は「量が少ない」ということ。この金額を支払えばいくらでも食べてもいいよ、というスタイルは、満腹まで食べられてお財布的にも安心できる。男子にとって食べ放題は、まさに神のシステムなのだ。
知ったか系男子も想定の範囲内
「路地裏にあるしみったれた赤ちょうちんとか。ママの作るおつまみでホッピーとかを飲むのが最高なんだ」(20代・出版系)
「立ち飲み屋。店先に樽とか置いてあって、そこで飲む店とか。グラグラして飲みづらいんだけど、そこがいいんだよね〜」(20代・システムエンジニア)
無理をしている感じが痛々しいが、吉田類やなぎら健壱あたりを信奉し、”場末の居酒屋”にかぶれる男子は意外と多い。
この手の男子は飲み始めると、たいした知識もないのに日本酒のこだわりや豆知識などを延々と語り始める。そんな時は、頷きながら耳を傾けてあげよう。二人の距離がグッと縮まることは間違いない。うっとうしいのは分かるけどガマンガマン。
合わせ過ぎるのも考えもの
いかがだろうか。気になる男子がいたら、先回りして上に挙げたような店でもOKということをさり気なく伝えておけば、誘われる可能性が高まるかもしれない。
ただし、一度連れていって好感触だと、調子に乗って毎回のように”こんな感じ”の店に連れていこうとするのが男子の単純なところ。いざ付き合うことになったら「たまにはそういうところもいいよね」と釘を刺しておこう。
さもないと、デートを重ねるたびにオシャレから遠ざかり、あっという間にアバズレになっちゃうぞ!
文/行方アキヒデ