日本人の辛み耐性は10倍増しに
日本人の辛い料理への耐性は、ここ20年で10倍増しになったとすら言われているのだが、とはいえ辛いものが苦手な人もそれなりにいるだろう。一方、蒙古タンメン中本の「北極」(同店で一番辛いラーメン)など、常人が食うにはキツすぎる激辛メニューも、あちこちで見かけるようになった。
それだけに仲間の付き合いなどで激辛メニューを食べなければいけない機会も増えている。そんな時におすすめしたい、激辛料理の攻略法があるのだ!
辛いからと水を飲むのはタブー
まず第一に辛いからと言って水を飲むのだけはダメ、ゼッタイ! というのも唐辛子などの辛み成分は水溶性が低いため、水を飲んでも舌から辛み成分が流れず、よけいダイレクトな刺激がくるとされているのだ。
インドカレーならラッシーを頼め
そこであなたの口を激辛料理から救うのが、乳製品。辛み成分は水では流れないのだが、乳製品の脂肪分には溶けやすいため、乳製品で舌を洗うと辛み成分がよく落ちるのだ。また乳脂肪が味蕾をコーティングして、辛みが舌に届かなくなる効果もあるという。だからインドカレーの店でラッシーが出てくるのは、理にかなっているのだ。
蒙古タンメン中本攻略にはバター!
蒙古タンメン中本であれば、メニューの中に「バター」(100円)があるので、それを頼むとよいだろう。辛いと思ったら、バターを舐めるか、口に含むのだ。一番辛い「北極」「冷やし味噌ラーメン」であろうと楽勝に食えるぞ!
激辛メニューは辛さをエンターテイメントとして楽しむ物なので、こういう行為自体は、激辛ファンから邪道とそしられるだろう。だが、我々常人もこういう裏技を使えば、いままで登ることのできなかった辛みの最高峰まで往くことができるのだ!
文/金大言