それぞれに思い入れが
今日7月10日は納豆の日。「7と10でなっとう」というダジャレで決めたらしい、とわざわざ説明するのもバカバカしいが、ともあれ、納豆が好きな人は結構いるはず。そして、この納豆の食べ方は人によって様々だ。納豆のタレかしょうゆか、からしを入れるか入れないか、なんて拘りで論争になることも少なくない。
しかし、そんな素朴な対立などどうでも良くなるようなパンクな納豆の食べ方を拘りにしている人が、世の中にはたくさんいるようだ。とてもじゃないけど同席したくない、奇抜な納豆の食べ方を紹介していこう。
グヘェ!その味は無いわ……
「焼肉のタレ。ゴマとか油が加わることで、納豆がまろやか・ガッツリに変わる」(10代・相撲部)
実際にやってみると、(辛口でも甘口でも)甘ったるくて納豆本来の旨味や甘みがすべて焼肉のタレにかき消されてしまう……納豆を抜いて、焼肉のタレだけご飯にかけて食べた方がまだうまいような気が。
「からしのかわりにタバスコを入れる。入れれば入れるほどうまいよ。チーズもありかな」(20代・看護師)
「入れれば入れるほど」の言葉をバカ正直に信じて大量投入すると後悔間違いなし! 喉から鼻に抜ける辛さとすっぱさでむせって咳き込み、食卓が納豆だらけになるのでご注意を。
「アンコ。私の周りにはこしあん派とつぶあん派がいるぐらいだからみんなやってるのかと思った」(20代・女子大学生)
んなわけない! ちなみにつぶあん派は、形は似てるけど違う味の小豆と納豆をランダムに味わえるのがいいのだとか。いくらスイーツ好きでも、この嗜好はさすがに理解できない。類が友を呼んだとみられる。
この他、マーマレードジャム、メロン、ポカリスエットとミキサーで、等々、食材に対する冒涜としか思えないようなアイデアレシピも。食べ物はおもちゃじゃない!
異臭、変態、外国人からの冷静なツッコミも
奇抜なのは味だけではない。
「キムチ。あの旨辛と納豆のネバネバが混ざって最高」(50代・主婦)
どちらも強烈な匂いが部屋に充満系なので、さわやかな朝の風が台無しに! 韓流スターのようなしつっこい感じのイケメンと粘っこいキスをしたい、という願望?
「パンツ一丁で食べる。納豆がうっかりついちゃったら嫌でしょ? 食べる前に脱いで、食べ終わったら着る。これで安心です」(20代・会社員)
いや、素肌に落としてネバネバになる方がよっぽど嫌だと思うのだが……パンツを脱がないのだけが救いか。
「ボクの国の感覚からいうと、納豆そのものがイカれてるよ。よくあんな腐ったもの食えるよね。ハハッ」(40代・外国語講師)
余計なお世話だと思いつつも、確かに食べ慣れている人じゃないとただの異臭を放つ腐った豆だよな、とは思う。
何にでも合うがゆえに!?
と、駆け足で紹介してきたが、これだけのアレンジができるということは、それだけ納豆がオールマイティな食材であるということ。どう見ても食べられそうもない納豆を最初に食べて、この素晴らしい食べ物を子孫に残してくれたご先祖様が一番クレイジーで偉大ということなのかも。みなさんも、奇抜な納豆の食べ方に挑戦してみては? 僕らはゴメンです!
文/編集部