明治のチョコレート菓子で、ライバル関係にある『きのこの山』との抗争が続く『たけのこの里』陣営に新たな動きがみられた。小容量の食べきりタイプを新たに投入するというのだ。
7月16日から全国で発売されるその商品は『たけのこの里 プチパック』と『たけのこの里いちご プチパック』の2つ。
どちらも1袋あたり19gでエネルギーは105kcal。標準パッケージの4分の1程度で、小腹を満たすのにちょうどいい量といえる。価格も53円(参考小売価格・税込)とお手頃だ。
また、パッケージは”テトラ型”、つまり三角錐の形をしている。これまでのパッケージは直方体の箱や、四角い袋などのオーソドックスなものが多かったので、斬新な印象を受ける。
これは売れるだろう。そして『きのこの山』陣営はたけのこの破”竹”の勢いに危機感を強めるに違いない。
プロビデンスの目?
だが、このユニークなパッケージが採用された背景について、オカルトに詳しいライターが衝撃的な指摘をしている。
「これはおそらく”プロビデンスの目”を意識してますよ。プロビデンスとはキリスト教における”神の全能の目”、アメリカの1ドル紙幣にデザインされたりもしている、頂点に目のあるピラミッド。あれですよ」
唐突過ぎて驚くが、それが『たけのこの里』と何の関係があるのだろう。
「プロビデンスの目と言えば、あの世界最大の秘密結社といわれるフリーメイソンですよ。このパッケージには、彼らが『たけのこの里』に強く関与している、というメッセージが込められている。もっと突っ込んで言えば、彼らは『たけのこの里』を通じて、日本社会への影響力を強めようとしている、と読み取ることはできませんか?」(前出のオカルトライター)
フリーメイソンといえば、黒船や開国でおなじみのペリー提督やGHQのマッカーサーなどの歴史的な人物が数多く所属していた団体。最近では、何かとお騒がせな鳩山由紀夫元首相などもそのメンバーだ。
そのそうそうたるメンバーや秘密のベールに包まれている内情ゆえに、世界を裏で操る系の話には必ずといっていいほど登場する陰謀論の”センター”的存在といえる。
そのフリーメイソンが、味覚を通じて日本への影響力を強めようと画策するにあたって、『たけのこの里』を利用しはじめた、ということだろうか?
「ええ。人を動かす要素は様々ですが、なかでも食欲はもっとも重要なファクターのうちの一つといえるでしょう。そこで”彼ら”は『たけのこの里』に目をつけたというわけです、『きのこの山』ではなく」(同)
信じるか、信じないかは……
”もし本当にこの説が正しければ”『きのこの山』派が窮地に追い込まれることは必至。ただちに対抗策を打つ必要が出てくるだろう。
もっとも、「ピラミッドは三角すいではなく四角すいなので、新パッケージはプロビデンスの目では無いのでは?」という素朴なツッコミですべてが崩れ去るこの陰謀説。信じるか信じないかは(略)、という感じだが……
文/石崎覚士
※プロビデンスの目の画像はwikipediaより