がんマジ怖ぇ! ジャンクを食べてもデブにならない秘訣とは?

こんな写真を前に告知されると思うと……
何をいまさら……

今までも肥満が体に悪いという話はさんざん聞かされていたので特に驚きはないですが、やっぱり肥満は体に悪いようです。

肥満が腸内細菌に変化を及ぼし、肝臓がんの引き金となることをマウスの実験で突き止めた――イギリスの科学誌ネイチャーにそんな研究結果を発表したのは、公益財団法人がん研究所(東京都)の原英二氏の研究チーム。人間でも同じ仕組みが働いているかはまだ不明ですが、解明されればがんの発症を抑える新たな方法の確立が期待されます。

実験によると、発がん性物質を塗ったマウスのうち、脂肪たっぷりの食事を与えて太らせたマウスはがんになり、普通の食事を与えたマウスはならなかったのだそうです。そして、がんになったマウスの腸には普通のマウスには無い細菌が増えていたとのこと。この細菌が悪さをして肝臓がんを引き起こすのだとか。

がんは怖いけど、欲望のままに生きたい

肝臓がんといえば、ジャニーズ往年のアイドルグループ、フォーリーブスのメンバー半分の命を奪った恐ろしい病気。他に、池田貴族や尾崎紀世彦、緒形拳、といった数々の有名人がこの病気で帰らぬ人となっています。なんだか肥満とはあまり関係のないラインナップですが、肥満の人はもっと肝臓がんになりやすいかもしれないわけですから、きっと痩せた方がいいのでしょう。

とはいえ、人生の最大の目的の一つとも言えるジャンク飯を卒業するなんてまず無理ですよね? 二郎をやめるぐらいなら死んだほうがマシだ、という人だっているはずです。そんな命がけの脂マニアのみなさんのために、ジャンク飯をこよなく愛するフードライターに、太らずにジャンク飯を食べ続ける秘訣を教えてもらいました!

あたかも海賊のように

「結局、摂ったカロリーがすべてなんですよ。何歳かとか、男か女か、とかで違ってくるんだけど、1日に必要なカロリーは調べればでてくるでしょ? それを超えないようにする。で、人間の胃袋だって四次元ポケットじゃないんだから限界がある。ジャンクを八分目ぐらい食べたら、後は青虫みたいにキャベツとかレタスみたいな野菜を腹いっぱい食べておけば勝手に痩せていきますよ(※個人の感想です)」

そうはいっても途中では止められない、ジャンクジャンキーの人もいるのではないでしょうか?

いやいやコレは無理っしょ(笑)
「それならジャンクを食べる前に、先に青虫になってキャベツとか食べておけばいいんですよ。俺もついつい食べ過ぎちゃいそうなモノを食べにいく時は出かける前にキャベツ1玉とかペロリですよ(笑) これで200kcalぐらいあるみたいだけど、おんなじ量の肉とか脂を食べちゃうよりはいいから」

その手があったか! これなら、3食マックのハンバーガーを2、3個食べることもある筆者のような食生活も改善できるかもしれない。

「え? 3食マックでしかも2、3個って……ヤバイですよそれ(笑) ていうか、1日3回しか飯食えないのに3食マックってもったいないでしょ。一生で食べられる量は決まっている。どれだけ美味いものを食べられるかを真剣に考えながら食事を選んだら、きっと同じ食べ物をたくさん食べるだけの食生活がいかにもったいないかって分かりますよ。俺はマックも好きだけど吉野家もすたみな太郎もかっぱ寿司も大好きだから、どれも馬鹿みたいには食べません。世界じゅうの港に愛人がいる海の男みたいに、みんなを可愛がってやらないと」

さすがはプロ。無限に食べられるわけではないので、一食ごとに何を食べるか真剣に考えれば肥満予防にも繋がるという考えのようです。そしてそれは、充実したグルメライフにも直結する思想といえるのではないでしょうか?

結局、抑えられない食欲をどう抑えるのかというのがメタボ予防のポイントで、精神で無理なら胃袋を物理的に満たしてしまおう、ということみたいです。キャベツ1玉はさすがにアレですが、みなさんも参考にしてみては?

文/河瀬初美

編集部: