マンスリーアーカイブ 1月, 2022
幻のスイーツ「ミスターチーズケーキ」のアイスクリームが登場 セブン-イレブンのコラボ商品が大きな話題に
「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)」といえば、販売するのは毎週土日の週2日間、発売時刻と同時にアクセスが殺到するという幻のスイーツ。そんな通称“ミスチ”がセブン-イレブンとコラボレーションした「ミスターチーズケーキ アイスクリーム」が、1月18日(火)より販売され、大きな話題になっている。
本物に近い味わいを再現
「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)」は、2018年よりスタートしたスイーツブランド。国内外で活躍した田村浩二シェフが趣味で作っていたチーズケーキをSNSに載せたところ、大きな反響があったことからチーズケーキ作りをスタート。
その人気の秘訣は、ベイクド&レアチーズケーキの“いいとこどり”した独自の食感にある。小麦粉を使わず、 湯煎焼きをすることで、上はしっかりとしたベイクされ、下はなめらかなレアチーズケーキと、一度に二つの食感を楽しめる。冷凍、半解凍、全解凍など温度によって変化する、味わいと香りを楽しめるのもポイントだ。
2020年に販売された際も大きな話題となり、今回は待望の再販売。反響の理由は、ミスチの魅力をそのままに、アイスクリームになっているからだ。
田村浩二シェフにが監修し本物に近い味わいを再現しており、クリームチーズ、サワークリーム(殺菌)、発酵乳(殺菌)、生クリームなど、実際の Mr. CHEESECAKEに使われる原材料をイメージしてアイスを構成。また、サワークリーム(殺菌)と発酵乳(殺菌)を使用することで、濃厚なチーズの味わいに、独特の酸味と風味をプラスしている。
またアイスの中にはザクッとした食感のクッキーをミックスすることで、本家とは異なった魅力を引き出しているという。
溶け具合で異なる味を楽しめる
近隣のセブンイレブンで探したが、すでに品薄になっているのか、なかなか見つけられなかったが、どうにか入手。持って帰ったアイスクリームのふたを開けてみると、レモンと乳製品のあいまった爽やかで甘い、上品な香りが漂う。ミニマルなパッケージにもよく似合う。
口に入れるとレモンの酸味をすっきりと感じる一方、溶けていくアイスクリームはこっくりと濃厚。一見相反する味わいと口当たりが感動的だ。そしてレモンの酸味が抜けた後、ゆっくりと感じる甘さは実に品がある。
本家のミスチはベイクド&レアチーズケーキの2つを同時に味わえる楽しさがあるが、こちらのアイスクリームも時間が経つことで、まるで2つの異なるアイスクリームを食べるような楽しみ方ができる。
少し時間をおいてアイスが溶けてくると、濃厚なクリーム感を前面に感じる味わいへと変化する。レモンの酸味はおだやかに感じるようになり、チーズとクリームの乳製品そのものの甘さ、コクを堪能できる。また、中には細かくクラッシュしたクッキーが入っており、これもいいアクセント。
そんな爽やかさと濃厚さを同時に味わえるこのアイスクリーム、寒い季節の中、暖かくした部屋で食べると絶品の一言。これまでと同じく、今回も数量限定で販売するため、 以前食べられなかった人も、売り切れる前にぜひお試しを。
ミスターチーズケーキ アイスクリーム
■発売日:2022年1月18日(火)~順次
■価格:¥270+税
■販売店舗:全国のセブン‐イレブン店舗(※一部では取り扱いのない場合も)
気鋭の映像作家・植野有子氏が シンガーソングライター・MACHI AKARIのワールドデビューMVを制作! 半密着レポート #04
AKRM(仮)とはMACHI AKARI(町あかり)だった!
英詩曲[DEAD IN A HUNDRED YEARS]でワールドワイドデビュー、今回のMVを制作した国内キャリア10年を超えるシンガーソングライター・AKRM(仮)とは、「もぐらたたきのような人」をきっかけに石野卓球・ヒャダイン等も一目置くコンポーザー&シンガーのMACHI AKARI(町あかり)のことだった。今回、なぜ、いわば“匿名”でのレポートからプロジェクトをスタートさせたのか。真意をMACHI AKARIに聞いた。
「今回初めて海外に向けて楽曲を発表するということで、“覚悟”を表したかったのね。歌舞伎役者が鏡の前でメイクをしていく中で、気持ちを高めていくような…、そんなイメージかしら」
日本語に訳した場合のタイトルは[100年後死んでる]。映画[男はつらいよ]の寅さんのせりふにヒントを得たという歌詞の大意とは。
「今生きているみんな、100年後にはほとんど死んでるでしょ。人生って本当に短い。だから失敗したっていい、とにかく悔いのないように生きたいわよね。そんな想いを込めたの」
日本国内向け(日本語)でのリリースは、現在のところ考えていないという。
「今は予定していないわ。とにかくこの英語バージョンを世界中の人々に聴いてもらえるように拡めていくわ。そして植野監督による渾身のMVを、一人でも多くの方に楽しんでほしいわね」
MV(フルバージョン)は、1月21日から公開予定だ。
[DEAD IN A HUNDRED YEARS]
MACHI AKARI
3歳児とか小中学生とか、まだ映像作家になっていない人が刺激を受けてくれたら嬉しい(植野有子監督)
文字通り“渾身”の作品を仕上げた植野有子監督。“個人的な嗜好の強さ”が藤原拓海プロデューサーの起用理由だった(レポート#01参照)。果たしてその嗜好とはいかなるものなのか。改めてプロフィールを聞いた。
──影響を受けた映像作家は?
「ラース・フォン・トリアーやホドロフスキーでしょうか。ラース・フォン・トリアーの映像は、私の中では反比例のグラフです。そこにたくさんヒントが詰まっていて、たまに見直すと、自分が模索している映像の遥か上をいく別解があったりします。
ホドロフスキーは、大学時代に女子会と称して友人宅に集まって観た[ホーリー・マウンテン]が出会いでした。それまでは『人によってはきわどいけど、自分は好き』というものを隠して生きてきました。が、[ホーリー・マウンテン]をみんなで観て、友人が『画面がめちゃくちゃかっこいい』と言っているのを聞いて、崩壊しました(おそらくその年、女子会で [ホーリー・マウンテン]を観ていいねとか言ってたのは私たちだけだと思います)。その体験は、自分の中で何かが解き放たれていくきっかけになったと思います。
日本人だと、一人挙げるとしたら山口保幸監督ですかね。ゆらゆら帝国のMVは100回以上観ています。サカナクションの[ユリイカ]も同じか、それ以上です。楽曲のその先を見せるアイデアが昇華していく映像に憧れます」
──ほぼひとりで編集・仕上げを行ったMVが、国外・国内で広く観られることに関して、思うところは?
「あまり実感が湧きませんが…現時点での自分の実力や内面、人としての至らなさなど、すべてが丸見えで恥ずかしいです。頭では分かっていると思っていましたが、実際ほんとうに恥ずかしくて、びっくりしました。でも、試写で町さんに『山がかわいい』と言ってもらえたので良かったです」
──このMVを観て欲しい映像作家や(音楽)アーティストは?
「『この監督/このアーティストに見て欲しい!』というのは、特にありません。強いて言うならば、まだ映像作家になっていない人が刺激を受けてくれたら嬉しいです。3歳児とか、小中学生とか。『こんなのを作っている人もいるんだ』と安心してくれてもいいです。個人的には、2年後くらいに私の他の作品を見た人が『植野はこういうものを撮りたいというところからスタートしていたのか』と、再発見してもらえたらいいなと思います」
──映像作家としての「夢」「野望」は?
「自分が最高だと思うものを作りたいです。それは『この音楽に対してこの映像…正解!そして、このぶっ飛んだ発想は自分にしかできない!』と思えるものです。私は一人では映像を作れません。欠陥もたくさんある人間です。なので、周りの人たちに見放されずに作品を作り続けられれば、他に何もいらないです」
──具体的な作品のイメージについて。
「トム・ヨークとポール・トーマス・アンダーソンの[ANIMA]のようなショートムービーを撮りたいです。ダニエル・シュミットが撮った大野一雄さんの映像も素晴らしいですね…。ダンサー・コレオグラファーのTAKAHIROさんのダンスが大好きなので、おじいちゃんになったTAKAHIRO先生を、いつか撮らせていただきたいなと密かに思っています。機会が頂けたら、アニメのオープニングやエンディングも作りたいです。2Dと実写との境目での表現を模索しているので、その先にチャンスがあればいいなと思っています」
もし、町あかりの楽曲でMVを撮影するとしたら……
では、もし、町あかりの楽曲でMVを撮影するとしたら?
「楽曲次第ですので現時点ではなんとも言えませんが、別の手法・表現もトライしたいです。例えば、MVとして“音に合わせた漫才の動きリミックス映像”を作るというのはどうでしょう。漫才師は動きだけでもプロフェッショナルで魅力的です。また、それぞれの面白いリズムがあるので、それを音楽に合わせて劇的に表現できたら面白そうだなと思います。いま町さんのMVとして制作するなら…と考えると、昭和のいるこいるさんの漫才が思い浮かびました」(植野監督)
藤原プロデューサーもこう語る。
「今回の楽曲の流れを汲んだ新曲や、過去にお出しになられた楽曲の英語バージョンなど、機会がございましたら、植野監督と共にまた新たにトライさせて頂けたらありがたく思っております」
2021年の10月〜12月に行った、国内向け新アルバム制作に向けてのクラウドファウンディングでは、想定以上の協力を集めたという町あかり。再び藤原プロデューサー・植野監督の布陣によるMVが制作されることを大いに期待したい。[了]
[DEAD IN A HUNDRED YEARS]
MACHI AKARI
https://youtu.be/JFTEQjNB6OA (*MV)
https://inpartmaint.lnk.to/3PK8JM (*販売サイト)
[参考]
レポート#1 https://mogumogunews.com/2021/10/topic_34008/
レポート#2 https://mogumogunews.com/2021/12/topic_34070/
レポート#3 https://mogumogunews.com/2021/12/topic_34085/
植野有子監督オフィシャルサイト https://uenodir.wixsite.com/official
株式会社TYO https://tyo.co.jp
町あかりオフィシャルサイト https://mcakr.com
コロナ禍の中でのペットの健康 かまいすぎ、おやつあげすぎに要注意
新型コロナウィルス「オミクロン株」の流行により、リモートワークなどで、自宅で過ごす時間が増えている人も多いはず。そんな中、大きな問題を抱えているのが犬や猫などのペットだという。これまで以上に、飼い主と過ごす時間が増えたからだ。
先日、パナソニックが開催した「ペットとの暮らしセミナー」で発表されたアンケート結果が興味深い。同社が昨年10月に、全国500名の犬・猫のペットオーナーに対して行ったアンケート調査結果によれば、在宅時間の増加により、ペットにかまいすぎていると感じている人は半数以上。
ペットのいたずらや無駄吠えの頻度が増えていると感じている人は約2割。他にも「抜け毛」「ニオイ」「散らかす」などが、共に過ごす時間が増えたことで気になる人も多いという。
コロナ禍の生活の中で、飼い主とペットのコミュニケーションが過多になる一方、これまでに見えなかった問題が見えるようになったと言えるだろう。
ペットの健康という面では、おやつをあげすぎてしまう人は約4割、外出自粛により散歩の頻度が減ったことで、ペットも運動不足になっていると感じる人は、全体では約3割近くにものぼっている。
コロナ禍でペットの健康を保つには
同セミナーには獣医師の佐藤貴紀先生が登壇。コロナ禍におけるペットとの付き合い方や生活環境についてレクチャーを行った。
写真右が、佐藤貴紀先生。
<かまいすぎについて>
猫の場合、かまうことに慣れてしまうと、飼い主がいないときのストレスに弱くなってしまう。その結果、飼い主がかまわない時や不在の時などに、いたずら行為が増えるといった問題がある。そのため、かまいすぎを避けて、規則正しい生活を日々送ることが重要だという。
<おやつのあげすぎ、運動不足について>
おやつをあげ過ぎてしまう、犬なら散歩に行かないといったことは、すべて肥満の原因に。かまいたくなって、または向こうが甘えてきてといった理由でおやつをあげることは避けるべき。また、ペット用のおやつは比較的カロリーが高いものが多いのも注意点だという。
適切な散歩時間を心がけるなど、運動をしっかりさせること、カロリーコントロールをしっかりすることが重要だ。
<部屋の掃除について>
犬は匂いを頻繁に嗅ぐ性質上、鼻から毛や埃やダニの死骸などを吸ってしまう可能性があり、アレルゲンを少なくするためにも、掃除機をかけるなどの清掃を毎日行うべきだという。これにより毛などのゴミを取り除くだけではなく、ノミやダニの対策にもなる。
<空気をきれいに>
ペットも人間同様、きれいな空気の中で過ごすことが重要。タバコの煙、花粉、ウィルスなどが含まれていない、清浄な空気にキープしておくのが、健康を保つポイントだ。
<適度な湿度>
冬は乾燥しやすいので加湿も重要だという。空気が乾燥していると広い空間にウィルス飛沫が広がり、これを防ぐには適度な湿度が必要。ペットも人間と同様というわけだ。
コロナ禍でのペットに役立つ家電
また、今回のセミナーではコロナ禍におけるペットとの暮らしに役立つ家電も紹介された。
セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K
2021年12月30日に放送された『アメトーーク!』の家電芸人コーナーで、土田晃之氏も紹介した掃除機だ。紙パック式の「クリーンドック」にゴミは収められ、ナノイーXで除菌・脱臭される。紙パックの交換も1ヶ月に1度程度で済む。
ノズル部分は「からまないブラシ」を搭載しており、ペットの毛がからみつくのを防ぐことができ、毛を取り除く嫌な作業が発生しないのは嬉しい限り。
独特な形状の「からまないブラシ」。
次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)F-MV4300
ペットの匂い対策に効果がありそうなのが、パナソニックの次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)シリーズだ。たとえば「F-MV4300」は、空気の除菌、脱臭はもちろん、加湿機能も搭載。人間とペットの暮らす空間に大いに役立ちそう。
セミナーではジアイーノを使った脱臭効果の体験をしたが、ものの見事に匂いが消えていた。
ペットカメラ KX-HDN215-K
赤外線センサーと動作検知センサーを搭載し、ペットを自動追尾し動画を撮影して保存してくれるスグレモノ。スマホで確認して、気に入ったらすぐ撮影してSNSにアップすることもできる。また、一週間分の動画を最長35秒のサイズに自動編集してくれるので、飼い主不在時のペットの気になる行動などのチェックもしやすい。
第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ、優勝は宮城県農業高等学校 水田用肥料のプラスチック廃棄物ゼロを目指す
「第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会が1月9日に東京大学で開かれ、宮城県農業高等学校がグランプリを受賞した。これは日本政策金融公庫(日本公庫)が若者の創業マインド向上を目的に主催するもので、全国の高校生らが起業のアイデアを競う。
高校生が地域や環境などの社会的課題を解決するビジネスプランを作成、そして商品・サービスの内容、顧客、必要な経営資源、収支計画の4つの観点から審査が行われる。今年で9回目となる同コンテストは、全国353校から3087プランの応募があったという。
斬新かつ優秀なビジネスプランが続々
グランプリに輝いたの宮城県農業高等学校のブランは「#ZERO マイプラ」。水田用肥料として使われているプラスチックカプセル肥料の残骸による環境汚染を防止するため、ウレアホルムによる緩効性肥料を開発し廃棄物ゼロを目指すというものだ。
ウレアホルムはプラスチックを使わず、水に溶けにくい性質のある肥料で、水田に使っても、米の収穫量や食味にほとんど影響がないという。これを使うことで、従来の肥料に使われているプラスチックの残骸が海洋などの環境汚染することを防ぐことができる。
準グランプリは香川県立高松高等学校の「Make happy week~自分を好きになる一週間~」。生理用品の購入や生理についての情報取得や医師などに相談可能なアプリの開発。人に聞けない悩みを解消し、アプリ代金は生理用品購入困難な人への商品の寄付とする女性を支援するプラン。
またユニークなプランで審査員特別賞を受賞したのが、岡山県立笠岡商業高等学校の「生きた化石と人類の共栄~人類を救う!カブトガニ牧場~」だ。地元・岡山県に生息するカブトガニの血液がCOVID-19のワクチン開発原料に使用されていることに着目し、養殖による大量生産で国内製薬会社にその血液を供給するというもの。
審査員特別賞には他にも、札幌日本大学高等学校の木材用の超音波診断装置を使って空き家対策を行う「音波で空き家の健康を診断~この機械があれば誰でも簡単に~」と、灘高等学校の、ワーキングマザーと高齢者をマッチングさせて買い物の代行を委託する「CASE Pick」が受賞している。
岸田総理も絶賛
同コンテストには、岸田文雄内閣総理大臣がビデオメッセージを寄せ、「スタートアップへの支援を更に充実させることで、若い皆さんを始めとして、様々な方々が自由な発想でいろいろなことにチャレンジし、新しい技術やイノベーションが社会実装される、わくわくするような未来、力強く成長する経済、そして成長の成果がきちんと還元される安心できる日本を皆さんと共に築いていきたいと思います」と伝えた。
参考 日本政策金融公庫 ビジネスプラン・グランプリ https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/plan.html
ウォーターサーバーで天然水だしが簡単&スピーディーにとれる 料理を美味しくするひと手間があっという間に
ウォーターサーバーによる宅配水サービス「FRECIOUS(フレシャス)」を展開する富士山の銘水株式会社が株式会社にんべんとのコラボイベント『“天然水だし”を楽しむ体験会』を開催。ウォーターサーバーを使った天然水で淹れるだしのひき方を披露した。
「FRECIOUS(フレシャス)」は富士山の銘水株式会社が提供する、富士山の天然水を使ったウォーターサーバーで、「にんべん」といえば「つゆの素(もと)」などの商品で知られる創業300年以上の鰹節・だしの専門店。いわば水のプロとだしのプロがタッグを組んだ形だ。
ウォーターサーバーを使った一番だしのひき方
美味しくなるひと手間だと知っていても、面倒なのがだしを自分でひくことだ。だが、ウォーターサーバーを使えば、あっという間にできてしまう。
今回の体験会で使用したウォーターサーバー「FRECIOUS Slat(フレシャス・スラット)」には、通常80~85度の温水を、約90度にまで約3~4分で再加熱する「リヒート機能」が備わっており、だし用の熱湯を簡単に用意することができる。同機能を備えてないサーバーや、鍋を使う場合は水を沸騰させた後に火を止めてすこし冷ます必要がある。
キッチンペーパーを敷いて鰹節を乗せたザルと、だしを受ける容器を用意。用意した熱湯を鰹節にまわしかける。
あとはそのまま濾(こ)すだけだ。だしが容器に落ちていくのをそのまま待つのがポイントで、鰹節から絞るのはえぐみや生臭さが出るのでNG。
このように、鰹節から天然の一番だしをあっという間にひくことができてしまう。
残った鰹節にはまだ旨味が残っているので、二番だしやふりかけに利用ができる。ふりかけも簡単で、鰹節の水分を絞ったあとフライパンで炒り、適量の醤油・みりん・砂糖で味付けするだけだ。
だしの魅力に気づく人が増えている
イベントに登壇した株式会社にんべん経営企画部広報宣伝グループの中村拓美(なかむら ひろみ)さんによれば、コロナ禍で自宅での食事機会が増えたことにより、自らだしをひいたり、「つゆの素ゴールド」のようなプレミアムなだし商品を購入したりするなど、だしにこだわる人が増えているという。実際、にんべん日本橋本店では、鰹節や鰹節削り器も売れているそうだ。
また同イベントで興味深かったのが、だしをひく水の硬度の問題だ。「各種水を使用してだし取りした、本枯鰹節だしの分析結果」(※平成27年9月8日株式会社にんべん研究開発部)によれば、本枯鰹節のだしには、10~40mg/Lの軟水が適しているという。
「FRECIOUS Slat」で出すFRECIOUSの天然水は24mg/Lというだしに適した硬度となっている。これが硬度が高い水の場合、雑味が出やすくなってしまうという。FRECIOUSの天然水でひいただしと、硬水でひいたものを飲み比べてみると、前者は旨味がクリアな一方、後者はなんともいえないえぐみが出てしまっていた。
天然水だしを使った美味しいレシピ
今回は天然水だしを使った美味しく簡単な「天然水だしを使ったおでん」「天然水だしスムージー」も披露された。そのレシピは以下の通り。
『天然水だしを使ったおでん』
鰹節の天然水だししか入っていないのに、トマトが持つグルタミン酸の旨味で極上の味わいに。酸味によりすっきりと上品な味が楽しめる。
<材料(1人分)>
大根 200g
ちくわ 1本
たまご(市販のゆでたまごでもOK) 1個
トマト(ミディアムサイズ) 1個
にんべんフレッシュパック(鰹節) 3袋(12~15g)
フレシャス天然水(お湯) 400ml
醤油 大さじ1
みりん 小さじ1
<作り方>
1) 大根を2cmの輪切りにして皮をむく。
2) トマトと大根を密閉できる袋に入れて冷凍する(冷凍することで大根は味が染みやすくなり、トマトは皮がむきやすくなる)。
3) ゆでたまごを作っておく。
4) ザルの上にキッチンペーパーを敷き、鰹節を載せてフレシャス天然水(お湯)を回し入れる。
5) 冷凍したトマトを水につけて皮をむく。
6) 天然水でひいただしと凍ったままの大根、トマト、たまご、ちくわを鍋に入れ、弱火で20~25分煮たら完成。
『天然水だしスムージー』
冷製スープのような、冷たい美味しさを楽しめるメニュー。だしの旨味が野菜のフレッシュな味わいを引きたてる逸品だ。
<材料(カップ1杯分)>
冷凍ブロッコリー 50g
アスパラガス(生鮮、冷凍のどちらでもOK) 20g
ほうれん草(生鮮、冷凍のどちらでもOK) 20g
にんべんフレッシュパック(かつお節) 1袋(4.5g)
フレシャス天然水(冷水) 200ml
食塩 2つまみ
<作り方>
1)ドリッパーに鰹節を入れ、フレシャス天然水(冷水)でしめらせてから回し入れる。
2)ミキサーに水出しした天然水だしと野菜、食塩を入れ、混ぜて完成。
富士山の銘水(https://www.frecious.jp/smart/)
にんべん(https://www.ninben.co.jp/)