土曜日, 1月 4, 2025

マンスリーアーカイブ 5月, 2013

王者・サッポロ一番塩ラーメンが焼きそば化 崩れる”塩”のパワーバランス

20世紀末の大発明・塩焼きそば カップ焼きそばの主流といえば当然ソース焼きそばだが、塩焼きそばも一大ジャンルとして定着していることはご存知の通り。 カップ焼きそばといえばソース以外には考えられなかった20世紀末に突如降臨し、カップ塩焼きそばという新ジャンルを打ち立てる基礎となった先駆け的存「マルちゃん 俺の塩」(東洋水産)。カップヌードルで世界を制した日清の「日清焼そばUFO シーフード焼きそば」。大盛り丼タイプのラーメンで強みを見せるエースコックの「スーパーカップ 大盛りいか塩焼そば」。チャルメラでおなじみの明星食品の焼きそばブランド一平ちゃんからは「一平ちゃん 夜店の焼きそば 塩だれ味」。そして、サンヨー食品の「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」この5商品による力の均衡で平和的な状況が久しく続いていた。 塩ラーメンの王者がついに…… そのカップ塩焼きそば業界が、何やらきな臭い状況になりつつあるのだ。なんとサンヨー食品が、インスタント塩ラーメンのトップブランド「サッポロ一番 塩ラーメン」を焼きそば化して発売すると発表したのだ。発売は5月13日。これまでも「塩カルビ味焼きそば」を扱ってはいたが、今回は王者「サッポロ一番 塩ラーメン」の焼きそば化。サンヨー食品の本気が見て取れる。 力の均衡が崩れ、戦乱の世に突入することは必至。あなたの胃袋を征服するのはどの塩焼きそば?

「ラーメン二郎をカップラーメンに」 タニタじゃなかった消費者の真実の声

 コラボ食品出して欲しい飲食店は?  社会に蔓延する健康志向を反映してか、体重計などでおなじみのタニタの監修する食品が続々と発売され、好評を博している。美味しくて、しかも体への負担が軽い。結構なことだ。そんなタニタの躍進のきっかけとなった社員食堂の映画化作品がまもなく公開されるのだという。  しかし、美食への飽くなき探究心を前にしてはカロリー過多など取るに足らないことだという”真実”を我々は理解している。そして、本当に監修に携わって欲しい飲食店が他にあることも。  そこで、食に関する”意識の高い”男女を対象に、「あなたがコラボ食品を出して欲しい飲食店は?」というアンケートを、筆者の知人男女各20人に実施した。ベスト3を紹介しよう。 チカラめし、さくら水産、そしてラーメン二郎!  3位は、急速に店舗を拡大するあの丼チェーン。「東京チカラめしとか、家で食べたいっすね」(19歳男性・相撲部)「肉は自分で買ってくるので、あのタレが欲しい」(28歳女性・主婦)というように、タレだけを売って欲しい、という声が多い。  続いて2位は、あの居酒屋チェーン。「あんなに安いのに量だけは決して妥協しないさくら水産ですよ。おかずの種類が多くて安い弁当とか食べてみたい」(28歳男性・左官業)「マグロのあら煮みたいな激安メニューを家で作れたら節約にもなっていいんじゃないかな」(25歳女性・事務)。思えばタニタが一躍有名になったのは、社員食堂のレシピ本がバカ売れしたことがきっかけ。さくら水産の激安レシピ本を熱望する声は多い。  そして、一番人気はやはりあのラーメン店だった。「ラーメン二郎ですね。カップとかインスタントで再現できるかどうか分かんないけど」(21歳・学生)。「普通のラーメンはお湯を入れて3分とか5分だけど、二郎のカップ麺なら20分ぐらいでしょ(笑)とことん待たされて、あの、すいとんみたいな食感まで育ててから食べたい」(28歳・営業)  湯を注ぎ、完成を待つまでの時間が、あの殺伐とした行列でのひとときと重なる。  体にいいだけが食べ物じゃない。あなたはどの店の”監修”メニューを食べてみたいだろうか? 文/本村真
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