ひと口でわかる驚きの進化!リニューアル新発売『ルヴァンクラシカル』を新旧で食べ比べてみた!

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ヤマザキビスケット「ルヴァン」シリーズ誕生から約1年。2016年9月に発売された『ルヴァンクラシカル』が早くもリニューアルされたというので、さっそく新旧商品を食べ比べみた。もちろん、わずか1年ちょっとでリニューアルとなったのには、理由がある。

 

発売からわずか1年3カ月『ルヴァンクラシカル』がリニューアル!

日本国民に愛されてきた”ヤマザキナビスコ”が、ライセンス契約終了によりヤマザキビスケット株式会社となり早1年。かつてナビスコブランドを代表する商品だった「リッツ」「オレオ」そして「プレミアム」はモンテリーズ・ジャパンの傘下となった。

なつかしの「プレミアム」クラッカー

モンデリーズ社の新プレミアムは硬質な食感で、イメージは大きく変わった。旧プレミアムのサクサクなパイ生地感はどちらかといえば『ルヴァンクラシカル』に引き継がれたと言えるだろう。※その際も比較記事も掲載しているので、ご興味のある方はお目通しいただきたい。

 

そんな『ルヴァンクラシカル』(54枚入り・希望小売価格 税抜280円・2016年9月発売)が、2017年12月1日にリニューアル。記者はリニューアル前から、サクサク食感のシンプルなクラッカーとしてこれ以上ないほどのクオリティだと感じていたので「まだおいしくなるの?」とちょっと信じられない。

左がリニューアル後の「ルヴァンクラシカル」だ

今回は、『ルヴァンクラシカル』の新旧商品を食べ比べ! 見た目、成分、味、香りはどんな風に変わったのかチェックしていきたいと思う。

 

新旧『ルヴァンクラシカル』は、何がどんな風に変わった? どこを目指した?

まずは『ルヴァンクラシカル』についてざっとおさらいを。発売されたのは、ナビスコとのライセンス契約が終了した2016年9月。パッケージは明るい水色。リニューアルで明るいブルーに変更されている。

旧「ルヴァンクラシカル」は水色カラー

ボリュームは、6枚×9パック(54枚入り)と6枚×6パック(36枚入り)の二種類を展開。ここはリニューアル後も変わらず。

中身はというと、プレーンなソーダクラッカー(炭酸水素ナトリウムを併用して発酵させたビスケットの一種)で、サクサク食感が特徴だ。

リニューアルにあたり見た目にも変化が出ていて、旧商品は角を丸くおとしたほぼ正方形だったのに対し、新商品は角のある長方形になっている。重ねてみると、新商品の方が1片5ミリほどひと回り大きい。表面が薄くなっているのかちょっと力を入れると崩れるほどパリパリだ。

写真左側が新しいルヴァンクラシカル、右側が旧商品

新商品の原材料は小麦粉、加工油脂、食塩、モルトフラワー、イースト、発酵種/膨張剤、炭酸カルシウム。新旧で変わった部分は「ライ麦粉」が使用されなくなったこと、モルトエキスが「モルトフラワー」になったことの2点のみ。(モルトエキスもモルトフラワーも、大麦の麦芽から抽出したものでポピュラーな製パン・製菓材料)

ライ麦粉がなくなったせいだろう、新商品の方が見た目がわずかに白っぽい。香りをチェックしてみると、旧商品が香ばしいクラッカーの香りがするのに対し、新商品は小麦の香りが強くなっている。

 

それぞれを食べ比べてみると、旧商品はさっくり食感の後にビスケットとしての弾力や食べ応えを感じる。噛むほどに小麦の味わいと香ばしさがあり、フルーツやトマトなどの野菜ともよく合うのでカナッペにぴったりだ。

続いて新商品を食べてみると、サクサクパリッとより軽さが増しているのがわかる! 新旧ともに厚みはほぼ同じなのに、明らかにサクサクパリパリで薄皮のような食感になっていた! サクサク食感好きとしては、かなり嬉しい進化を感じる。

新商品は小麦そのものの味わいがよくわかり、シンプルを極めたクラッカーになっていた。旧商品でもう十分、と感じていたの「これはリニューアルする価値あり!」と納得のクオリティだった。面積が広くなった分、フルーツや野菜などを乗せやすくなったのは嬉しいが、ただひとつ言うなら崩れやすいので食べにくい気がする。

 

原材料に大きな変化はないが、香りや食感はまったく違う!

新しくなった『ルヴァンクラシカル』は、原材料にそれほど大きな変化があったわけではないのに香りや食感の違いが明らかだった。これにはヤマザキビスケットの高い技術力とセンスを感じる。シンプルなプレーンクラッカーなのに、良い意味で予想を裏切る結果だった。ちなみにお値段はすこし値上がりしている様子。54枚入りで比較すると、参考価格は245円から280円になっている。(いずれも税抜価格)

 

今回このタイミングでのリニューアルの背景には、「プレミアム」クラッカーを自社製造に切り換えたモンデリーズ社とヤマザキビスケット間で類似製品の製造販売を制限する期間の取り決めがあったそうだが、新「ルヴァンクラシカル」は現「プレミアム」との方向性の違いがより明確になったように思われた。

 

ヤマザキビスケット株式会社『ルヴァンクラシカル』は、2017年12月1日より全国のスーパーやコンビニエンスストア、各量販店などで発売中。リニューアル後は、鮮やかなブルーのパッケージが目印。冬はホームパーティや家呑みが多い時期だから、おいしいクラッカーを片手にビールやワインで心身ともに温めよう。

「リッツ」「オレオ」に関しても記事をまとめているので、ご一読頂きたい。

 

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