名前は寒そうだがすっきり飲みやすい『氷水出し 抹茶入り お~いお茶』。旬の味わいを、いざ!

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いつの頃からか、コンビニなどで抹茶入りのお茶を見かけることが珍しくなくなった。抹茶独特の渋みや旨味があるので、記者もたびたび飲んでいたのだが、このたび『氷水出し 抹茶入り お~いお茶』を発見。気になるのは「氷水出し」の部分だが、はたして、ただの抹茶入りや通常のお茶とは違った味わいなのだろうか? 実際に飲んでみることに。

日本人ならずとも、知って楽しみたい抹茶の旬

ペットボトルのお茶といえば、『お~いお茶』の伊藤園『氷水出し 抹茶入り お~いお茶』(600ml・希望小売価格 税抜140円・2017年11月27日発売)がそのラインナップに加わった。藍色の渋いパッケージからは、漂う高級感が気になる。

 

さて、一般的に新茶の季節といえば、春の訪れを感じる4~5月となっている。対して抹茶が美味しい季節は、新芽を乾燥させ寝かしたあとの11月だ。したがってその抹茶が市場に出回る12月がこうした抹茶製品の旬ということ。伊藤園茶師による実演販売「大茶会」が全国で行われるのも12月だそう。抹茶の旬は年末からだと覚えておこう。

パッケージにも書かれている「口切り抹茶」とは、新茶を寝かした茶壺の封を開けることから名づけられている。その年の最初の抹茶を頂くことを「口切りの茶事(くりきりのさじ)」といい、千利休らが作り上げた茶道の中でも、重要視されている行事だ。もちろん、ペットボトル飲料なので必要以上に改まることはないかもしれないが、悠久の時を超えて受け継がれてきた伝統に想いを馳せつつ頂くことにする。

 

口当たり爽やかに、すっきりとした味わい!

お茶用のコップに注いでみる。新茶よりも濁りがあり、渋くて美味しそうな見た目である。さっそく口に含んで見たのだが、ひと口で見た目とのギャップを感じた。抹茶入りではあるが、ものすごく透き通るような味わいだ。落ち着いて飲んでも良し、ごくごくと喉に流し込んでも良し。お茶の渋みが後味として残ることもなく、とても飲みやすい。30年近く生きてきて知らなかったのが恥ずかしいが、旬の抹茶は苦みがなく、甘みが引き立ってまろやかな味わいになるというのを実感した。

「氷水出し製法」により、さらに茶の甘みが引き立てられているので、抹茶は苦いイメージでちょっと……という方にもぜひ頂いて欲しい一杯だ。

ペットボトルの内容量は、525ml、280ml 、季節限定品の600mlとなっている。

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